仮面

escargotskin2009-09-09

仮面作家の柴田景子さんのお宅へお邪魔しました。
生後4ヶ月の赤ちゃんがいて、手とか足とかパーツが小さくて壊れそうでした。


少女とか、少女服とか、ゴシックとか、ロリータとか、コルセットとか、萌えだとかなんだとか、そんなことにかまけている間に確実に時間だけは経ってしまっていて。

その間、まともな生命体の役割を果たしていなくて(今もだけど)
そのうち、欲しいとか思ったとしても子孫は残せなくなってしまうかもしれないけれど
相手もいないし、男性恐怖症みたいな時期もあったし、育てる自信も生む自信も無い。


ジムで太ももやお尻の筋肉を鍛えるトレーニングもしているから、ジムの後のお風呂の時には周りの人のお尻が気になってしまう。
ピチピチの桃尻もいて、ちょっと疲れた皺尻もいて、あのお尻には負けてるけど、このお尻には勝ってるかなとか、そんな考えがよぎるけれど。
でも、ちょっと疲れたお尻は、実は丈夫な子をちゃんと産んで、抱っこして支えてきたお尻だったりして、生命として偉大な仕事をやってのけた偉いお尻かも知れない。
 …結局どのお尻にも負けている。

姉は「まだ諦めていない」と言ってたけれども、でもそれも自分で選んだ道であったはずで、私もなんとなくではあるけれど、選択してしまった以上、このまま生きてくのだろう。



だから、もう。
現実には目を背けて、少女服でも身に着けながら
仮装現実に生き抜くしかないのかもと、
ミルクを飲む赤ちゃんと、ミルクを飲ませるお母さんを眺めながら思った。