衣装部屋の思い出

escargotskin2009-09-07

子供がいないので
伯父さんと伯母さんに小さい頃から
とても可愛がられました。

夏休みや冬休み、春休みの長いお休みの期間中、
ほとんど伯父さん伯母さんと一緒に過ごしたりして
遅い子供だったので、若い両親ってやっぱりいいなあ〜。
とか、子供心に思ったりしてました。

そして何よりも楽しみは、衣装部屋です。
伯父さんと伯母さんはオペラを歌っているのですが
お家には、その衣装がいっぱいぶら下がっている部屋があって
お姫様のドレスとか、夜の女王の服とか、魔女の服とか
人魚の服とか、妖精の服とか、帽子とか、靴とか沢山あって
伯母さんは、お洋服にまつわるストーリーや台詞をお話ししてくれながら
試着させてくれたりしました。
私の一番のお気に入りは「ヘンゼルとグレーテル」のグレーテルの衣装。
ドイツの民族衣装らしく、刺繍とか、赤とか緑とか黒の取り合わせですが
ブーツは編み上げで、籐籠をもって頭巾をかぶって…。
ヘンゼルとグレーテル」のお話は案外、口減らしのお話で怖いモノなのですが
お菓子のお家も出てくるし、大好きでした。