冬の受注会

escargotskin2009-08-06

エクサントリークの冬の受注会に行きました。

鍵と鍵穴モチーフのウォレットとか、門番のチェーンベルトとか、バンビ毛皮風のストールとか、なんだかワクワクするようなことが案内ハガキにあるのでワクワクだったのですが、実物はなんだかピンと来なくてがっかり。

結局、なにも注文しませんでした。
エクサントリーク特有の本格感が失われつつある感じ。
レースはどんどんよくなっているけれど、
『そうそう、こうゆうのが欲しかったの。』
という架空世界の遺物的なものからは、遠のいたのかな。
ちょっとチープな感じが目立ちました。
経済状勢の影響もあるでしょうが
去年の力強い勢いはどこへ行っちゃったんだろ。

服を着るということは、
そのデザイナーさんの思想とかコンセプトを身に纏うということだから
そこに迷いや弱さや苦しさを、意図しないで折り込んでしまうと
アジテートすることなくその季節は終わる。

偏った服の奥に、買い手が何を求めているのか
作り手が忘れてはならないことだと思う。