辺境

自分が精神的辺境の地にいるのだと
痛感させられるのは
一般的な、ごく普通の人生を歩んでいる人達と話す時だ。
なにも話せることが無い、
そういう人達に囲まれていると
体温も届かないのか、ものすごく寒くなって
身震いはするし、アレルギーなのか鼻はつまり、どうしようもない。
はなしても、理解にはほど遠く、もはや同じ言語を話すだけの
異世界の人達。
こういう人達で世の中は上手くまわっているのだと思うと
ものすごく、いじけた場所、閉鎖された場所にいるような気がしてくる。
世界との溝を埋めるような気にはなれない。
でも飛び越えられるなら、飛び越えてみたい。