殺陣

escargotskin2010-08-26

映画『ゴスロリ処刑人』の試写会へ行くのに凄く道に迷った。
とにかく、戦闘シーンの多い、鉄拳とかああいうゲームに近い映画だった。
戦闘の仕方がまずゲームっぽい。
ゲームっぽいというか、ゲームがなにかにつけて、私達の脳内を浸食してきたのか。
昔、大学に「殺陣の会」というのがあって、毎日放課後にみんなピシッと校庭にならんで
和装でかけ声をかけながら、立ち回りを練習してた。
時代劇のハイライトに登場するような、いわゆる斬った斬られたの戦闘シーンのあれだ。
あれはあれでたぶん技とかあって、呼吸を合わせたりするのだろうけれど、
今は、大時代的な演出の固まったものは、あまり好まれないのだろう。
テレビなんかで、戦争のリアルとか、人が殺される時のあっけなさを、目にしてしまっているから。

なんて書いておいて、別に『ゴスロリ処刑人』の戦闘シーンがリアルな訳じゃなくて
逆にファンタジックだ。
ゴスロリ処刑人の武器はアンブレラ、このアンブレラが序所にパワーアップして七変化してゆく。
そして、キラキラ眼帯をつけたコギャルと戦うシーンはちょっと楽しい。ピストルに手裏剣みたいなナイフと携帯電話が
付いていて、彼氏とラブラブに話をしながら余裕で戦うコギャルは強くて軽薄さ故の残酷さがある。
武器改造とか戦闘ゲームが好きな人にはおすすめ。
ゴスロリの世界観が気になるから観ようかなっていう人は、観ないで下さい、お願いだから。
http://www.ponycanyon.co.jp/galp/