草原

草原での三日間は照りつける陽射しがジリジリして
目を開けているのがやっとだった。
それでも三日間終日その場所は、魔法の草原。
人の力でこの魔法を編み出すことを思うと
計り知れない努力と実行力に気が付く。
今年のROCK IN JAPANのリストバンドも壁にピンで押したけれども
つくづくリストバンド増えたなーって思う。
今後もこうやってこの魔法の時間を見守ってゆけるのだろうか?
DEAD ENDが出たり筋肉少女帯が出たりハウルのお城があったり、トトロがいたり、かき氷の美味しさだったり…
いろいろな角度から弾けさせてくれる。
帰りのバスの中、横で立っていた女の子が「行きは少なかったのに、帰りの荷物はパンパン!お金使い過ぎちゃったから今月はもう一本バイト増やさなきゃ』
っていっていたけど、夢の醒めぬ間にそんな類いの話ができるって
かなりなリアリストな発言だ。

私はもっと余韻を楽しみたいし、夢を見続けていたい。

でも、彼女にとっては、それも夢の一環なのかも知れない。
また魔法の時間を堪能する為に、力強く働いてこの場所に戻ってくる決心なのかも。

ひたちなかの魔法装置は
今頃もう、かき氷のように溶けてしまったの頃だろうか。

今日はCOCCOの「エメラルド」発売記念のUSTを観ていた。
ROCK IN JAPANではステージが真っ黒で足の裏火傷したとか、楽しそうに話していて
フェスのステージのことが蘇る。
エメラルドグリーンの揺れる衣装と、伸びやかな声、細い手足。
ステージで『秋にツアーやります!でもこれ聞いて一番驚いているのはスタッフさんだと思います。今決めました。』
と素敵な問題発言も飛び出てきた。
USTでは「あれからスタッフさんが口聞いてくれない」って笑ってた。
笑顔が美しいと思った。
アルバムは今日発売。
『エメラルド』って強さと美しさと輝き海の色、内包する言葉だ。

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