忘却

escargotskin2010-07-31

渋谷、Bunkamuraブリューゲルの銅版画を観に行ったけれど
人が多い上に、絵の前に立つと皆なかなか動かない。
女の子同士、友達同士で絵にさんざんつっこみを入れて盛上がっているのだ。
しかも、細かい絵なので相当近づいて観ないとみれない。
その上、今日は目の具合があまり良くなくて
コンタクトレンズ無しの裸眼だったので
オペラグラスが欲しくなった。
周りの人が絵につっこんで楽しんでいる会話を聞いているのも楽しいけれど
肝心の絵が、目の悪い私には真ん前に立って近寄らないと観れないし
なかなか近寄れない。
一時間あれば観れると思ったけれど、全然無理で結局1/3も観れないままで
会場を後にする。
次のポスターハリスギャラリーで富崎NORIさんの個展とトークイベントに間に合わないと思ったから。
ブリューゲルは、もう一度たっぷり時間のある時に観たい。
たまたまだったのかも知れないけれど古い絵画相手に
幾つものグループがあんなに楽しそうにきゃっきゃっと絵を鑑賞しているところに
遭遇させられるなんて、ブリューゲルって時代を超えたエンターテイナーだ。
NORI子の部屋のトークライブ中、すこし話を振られたけれど
案外前向きに生きているのか、忘れていることも多い(笑)
忘れてしまっているということは
きっと喜ばしいこと(おめでたい?)だと思うことにする、しておこう。