行方

escargotskin2010-06-02

都に雨の降るごとく で真珠子さんの『おそうしき』という絵に
なんかもじもじしてしまう。すごく優しいの。

その後で岡崎イクコさんにお会いする。
数年ぶりなのに相変わらずギラリと美しい。
イクコさんに会うと、ものすごく安心感が自分の中に広がった。
たぶん10年くらい前、一緒に色々させて頂いていた縁からはじまって。
昔つくっていた雑誌にも記事を書いてもらったりして。
よくわからないけれど、お話ししてるとなぜか故郷の匂いがした。
私は別に天草出身ではないのに。
「やっと戻って来られた!」という感覚に陥る。


そして、昔のお友達が死んでしまっていた事も教えてもらった。
美しい人だったので、雑誌にもモデルとして出てもらったりしたけれど
あの綺麗な肉体はいまはもう、存在しないらしい。
もうすぐ一周忌で、お墓には入ってないみたいでお骨もまだお寺にあるみたい。

美しく生まれるってそれぶん何かを背負って生まれてくるということだったりする。
自殺だと聞いてなんとなく納得するものがあった。



男運は悪いみたいだけれど、その分私は美少女運がすごくある
幼い頃からいろんな美少女たちをみて来たが
美少女を生きるというのは傍目から眺めてるだけでは分からない苦難が待ち受けていることが多い。
自分の好みもあるけれど(私の好みは10年後が想像出来ない端正な顔)
悲劇を受け入れて生きて行くか、死んでしまうか。
そういうことの多い事、ただでは生きられないのだ。
だから自ら選んだ死であっても
きっとそれも一つの正解だったのだろう。