いつかきっと鮮やかに空は晴れて、鳥達もさえずり始める。

昨日は青い部屋サエキけんぞうさんやソワレ君やバケットバルドーの歌声を聴いてきました。ライブ前は、原宿でウインドウショッピングしたり、「ピピピ」という妙な名前の生パスタで腹ごしらえ。

「わかるよ〜。視界全てが灰色になっちゃって、今まで興味があったものも、いっぺんに色あせちゃって。世の中全てから色艶脂が抜けちゃうの。」
と、友達の失恋話に相づちを打ちながら、実は自分も今、プチ失恋状態だってことに内心気が付いた。

恋はしてないから、失う恋も無いはずだけど、本当は四月に個展をする予定で数ヶ月創作活動を続けて来たのに、3月の半ば過ぎ、突然状況が変わってしまったの。詳しいことは知らないけど、たぶんおそらく不況の影響。
空虚感は後からじわじわやって来て、抵抗し難いような力でぐいぐいと私を下に引っ張り続ける。
自分が別人みたいで、気が付けば放心してる。

別に転ぶのはじめてじゃないし、今までも自慢出来るくらい派手に転んで来たし、今回はたいしたことでも無いはずなのに
思っていたよりも、案外傷ついてるのかもね、私。

転んだら立ち上がるだけさ…(ブルース風に)そう言い聞かせるんだけどね。
立ち上がらないで転がったまま。
ずっと雲でも眺めていたいような、そんな気分。