真紅
今回バラ園では真っ白の薔薇と真っ赤な薔薇を買った。真っ赤な薔薇は新苗で、買うときに育て方を教わった。バラ園の人は「小さい時はとにかくイジメてください、そうしないと強い苗に育たないんです」と言っていたのが印象に残った。真っ赤な薔薇は買う時には蕾が付いていた。この蕾をすぐ摘み取って苗を大きくしてある程度大きくなったら枝ごと切って半分くらいの高さにして育ててください、ということだったが、「自分の子供だと思ってイジメてください、そうすれば強い苗が育つんです」と連呼されてちょっと戸惑った。
だけど、配送されてきた時には、蕾は綺麗に咲いてしまっていた。
バラ園の人がいうように、母が強烈な育て方をしたのは意味があったのだろうかと、この数日考えたりしたけれど、Twitterでシナモンが暴言を吐かれイジメられているのをみていると、サンリオキャラクターのシナモンは勿論なにも悪くないし、育っていくこともないし、やっぱりイジメるということになんらかの快楽を覚える人が、世の中には多数いるのだと、ハッキリわかった。昔、私が小学生だったころ、イジメについてやっと話したら「イジメられるほうにもその原因がある」と私に言った中学生のお兄さんがいた。そうなのかな?といままで思い悩んだことが何度あったか知れない。多分その中学生だったお兄さんはその二日後にはその言葉を忘れていただろう。
だってまだ、中学生だったのだから。
そして私は小学生だったけれど、忘れてはいない。
時代
学校の帰りによく寄り道していたアート系本屋さんが、まだ残ってるか見に行きました。
本屋さんは厳しい時代だから殆ど諦め半分に歩いて行くと、アート系本屋→ギャラリーカフェ、雑貨も扱う手広いんだか専門性が高いんだか分からない本屋さん。として生き残っていてくれました。しかも入ってすぐの唯一背の高い棚の一番上に、私の書かせて頂いているTHの最新号があり、4月の終わり頃からずっと東京の家を空けている私は、初めて最新号の表紙をここでみました「あ、そうか。出たんだ!」とちょっと嬉しい変な気持ちになりましたね〜。だって高校生の頃、立ち読みでくだらない知識を詰め込んだ本屋さんでのことですからw
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