女の人が部屋の灯りをつけるとき、 クロとカゲはさっとハイヒールをやめて いつもの姿に戻った。

「あら？なんだか急にフワフワするわ。 それにしても今夜はちょっと飲み過ぎちゃった！ 早く帰ってシャワーを浴びて、ぐっすり眠りたい。」

「そうだね、ちょうど女の人が歩いてきたよ。 あの黒いハイヒールに入れ替わってみようよ。」

「そういえば、僕達は今、 猫ではない何かに入れ替わっても 誰も気が付かないね？」

「ねえ、カゲ、僕はクロだよね？」 「僕も同じこと考えてた。でもどちらでもいいことなんだよ。 だって今夜は灯り一つ無いんだもの。」

ある月の出ない夜、 真っ暗闇の中で、 クロは自分が元々、 クロだったかカゲだったか、 わからなくなった。

「たまにはカゲになるのも楽しいもんだね。」 「たまには甘えてみるのもいいもんだ。」

夕暮れ時、カゲはうんと伸びをする。 日が暮れると時々、クロはカゲに カゲはクロに、入れ替わったりして遊ぶ。

光がなければ影も出来ない。

岩崎ミュージアムでの堀江ケニーさんの個展 ニルヴァーナ・ポートレイト展。 DMやポスターに使ってもらった私の写真以外にも 何点か自分の写真が飾られていて まるで違う人みたいだった。 でも寒い空の下 ポスターの自分が寒そうに見えたりして なんか矛盾。

光があれば影もできる。

カゲはタワシみたいにぼさぼさで手を出すと引っ掻く。

クロの毛並みは つやつやで 甘え上手。

クロが食事した後、カゲがすこし食べる。

クロは素直にニャーニャー甘えてごはんを要求する。

カゲはおなかがすいていても甘えない。

新国立劇場で『寿歌』（ほぎうた）というお芝居を一人でみる。 脚本、北村想さんのものは人生で二度目。 学生の頃にやっぱり一人で観に行った戸川純の一人芝居。 一人芝居って、寂しい結末が用意されていることが多いけれど 本当に心に風穴があいたようで、…

でもカゲは表には出て来ない だって、影武者だから。

クロとカゲ二匹あわせて、黒蜥蜴。

黒猫がひなたぼっこ

クロとカゲ

カウントダウンジャパン4日目グループ魂THEラブ人間仲井戸”CHABO”麗市SOIL&"PIMP"SESSIONSMERRY吉井和哉アーバンギャルド岡村靖幸Dragon Ash住所不定無職 を観て、年明けの瞬間は辰年だけに Dragon Ashで迎えた。 途中で疲れてきて、観ようと思っていたけれ…