2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

失物

財布がない。 先日、酩酊状態でコンビニに行って めいいっぱいお菓子を買ってきたのは覚えてる。 ちょうどお財布の中身とギリギリの金額で ヒヤッとしながら安堵してた。 だけど、あれからそのお財布が見つからない。 お金は入ってないけれど カードも保険証…

掲載

アートコレクターという 今発売中の雑誌に 私の絵がちょこっと載っているそう。 まだ自身では未確認ですが そういう話を聞いたので。

上下

いまさっきうたた寝をしていて 起きたところ 夢をみた。 中世ヨーロッパ調の灰色の石畳の町並。 その街全体が一日のうち 水没したり、また浮上したりする。 海の潮の満ち引きのように滑らかではなく 釘に打たれたように かなり段階的に下がったり上がってき…

当分

私は今暫くここにいます。 いつかはどこかへ行きたいと思いながら そのどこかは此所だと なんとなくわかってるから。

猫脚

新宿某事務所。 スケルトンバスルームに堂々佇む猫脚バスタブ。 略して猫バス。 傍らにはマルセイユ石鹸他。 なんか単純だけどやっぱり憧れ。 私が高所恐怖症だったら言う。 あの高い高い塔の上に 「猫脚のバスタブを置いといて欲しいの、 勿論お湯が出るよ…

回転

全国の観光地によくある オルゴール博物館へいくのは、結構楽しい。 たいてい有名温泉の近くだったりするけど、今回もオルゴールだけをみて聴いて直行直帰。 いつも思うけれど、音楽を閉じ込めようと最初に思い付いたひとは、凄い。 古いオルゴールからは 純…

霖雨

雨の中、大社へ詣でてみれば 改装中でお社は巨大な写真だった。 写真の垂れ幕の前に 狛犬達の犬小屋のようなものがあって 賽銭箱を覆っていた。 戸惑いながら、手を合わせた。

霧中

日本のブロッケン山での出来事は、心踊るようなことばかりではない。 でも今日は予定変更があって雷雨の中 露天風呂に入った。 お湯は茶色で 鉄の匂いがした。 濃縮された錆び水だったらどうしよう。

消費

私達はある種の道具として消費され 何か消費仕返しすることでまた別の満足感を得ようと努力する。 穴が小さいうちは ふさがりもする。 だけどいつの間にか 黒い森となって その中を不安をかかえて 歩いている。

気丈

魔女が魔術を忘れてしまわないうちにと 慌ててやってきた山奥。 標高が高いので 寒い。 あまりの気温変化に風邪をひいてしまいそうだ。 その上、忘却術って 相当ヤバイ術らしい…。 なにはともあれ 人間、気丈さが要だ。

雨滴

山の気候は変わりやすい。紫陽花も雨に打たれたりで雷が鳴っている。寒い。ラジオもテレビの電波が来ない土地の夜はとても深い。

飴玉

幼い頃、なぜだか甘いものを禁止されていた。 そしてなぜだか膝の具合がおかしくなったことがあって、医者に診てもらった。病院に行くときは、いつもの過剰な、私にとっては怖い母だったが、診察してもらうと母はおとなしくなって、不安になった私は「お医者…

菩薩

今朝、ドアを開けるとそこに 蝉が落ちていた。 とうとう本当にそんな季節か。 と思ったところで 脚をばたばたし始めた。 ひっくり返ってから、そうとう時間が経っているのか 疲れて休んで、少しバタバタさせてを繰り返してる。 蝉の羽根の角度の構造上、足を…

蓮池

一応、そのつもりでスケッチブックを持って行った。 『真夏の夜の動物園』という 震災のチャリティ企画 日中は暑くてスケッチブックなど取り出す余裕はなく 日が暮れてくると暗いし、蚊がいっぱい。 暑さは理性を吹き飛ばして感覚だけを増長する。 ゾウもワ…

日傘

リボンレースフリル

切断

いつの間にか 気が付いたら 知らないうちに 一目惚れして買った 携帯ストラップの スワロフスキーのバンビちゃんが (名は鹿の子と申します、よろしくお願いします。) 頭部だけになっていた。 別に頭部だけでも使えるけれど あの華奢なおみ脚は? かわいい…

青色

ひたちなか海浜公園から 海を眺めた。 明るい青。 空を見上げた。 明るい青色。 最近、夜になると頭痛が する。

眼鏡

室内でのサングラスはやっぱり目立つ。 ジムでサングラスをしている人がいて、 屋内なのに何故だろうと以前から不思議だった。 社交的な人らしく、先生や色々な人とよくお話しているのを見かけていた。 黙々とトレーニングしていると今日は私が話しかけられ…

立秋

フェスにも行ったし 花火もみたし かき氷も食べたことだし (黒糖ジンジャー&キャラメルミルクとマンゴーのトロピカルかき氷) 私の夏は終わった。

悪魔

お祭りが終わる前、 「歩いたね〜、この3日で5キロぐらい痩せたかも〜」 「でも、それぐらい食べたじゃ〜ん(笑)」 後ろで女の子達が笑いあっていた。 何故だか知らない、私はいっそ泣いてしまいたかった。 毎日、昼間は眩しい日射し。夕方からは降りそうで…

真夏

立っているだけで玉の汗。熱中症で倒れて、ふにゃふにゃになって お相撲さんみたいな救護スタッフにかつがれて行った女の子。 日射しにやられて 何も考えられなくなる。 何も考えなくて いいような気がしてくる。とりあえず今は 帰りのシャトルバスの中。ジ…

一人

今年は誰も誘わなかったので 一人参加のロックフェス 一人でステージに立つyanokamiの矢野顕子が、凄味を帯びた伸びやかさと軽やかさで 他に誰も立っていないのにちゃんとメンバー紹介して観客ももちろん拍手して でも音楽はきちんと 存在表明をしていて… 呼…

花火

ロックフェスが終わって水戸の駅に着くと花火大会だった。 最初はフェスの後の花火かと思ったけれど、それにしてはバッチリ決めた浴衣の女の子や、家族連れが沢山見に来ているし、小さい子供は風船を持っていたり、駅周辺は人集りになっていたけれど、私も目…

注射

やっぱりあの採血 あまり上手でなかったのではないのかな。 絆創膏を剥がしたら 内出血してる。 やだな〜、もう。

血色

時間にしたら ほんの数分なのだろうけどじーっと見てるからか 堪えてるからか 採血の瞬間はとても長く感じる。 「親指を中に入れてグーにして下さい、ちょっとチクッとしますよ。」 と言われてムニュリと注射針は易々と血管に入り込んで 注射器のなかに赤紫…

噂話

前を歩いてカップルが 「ここ少し行ったところのソフトクリーム、美味しいんだよね。帰りに食べようよ。」 と言っているのを何気なく聞いていた。 暫く行くと 「ここのチョコレートソフトクリームが美味しいのよ。」 と白髪でショートカットのお洒落なおばさ…

蝶々

外から帰って鏡をみたら両肩紐のリボンがひとつなくなっていたことに気が付いた。 ブローチタイプで単純に飾りリボンなので、 着るのには特に支障は無いからよいけど、 茶と紫の中間のような色が気に入っているので少し残念。そう言えば今日昼間 外へ出た時…